第6回レポート 10月19日(月)
秋晴れの中、楽しみにしていた稲刈りです。
田植えの時と同様、お米マイスターの斎藤さんにご指導いただきました。
夏休みが終わった頃までは順調に育っていたのですが、ネットのすき間から侵入したスズメに食べられてしまったようで、実の数がかなり減ってしまいました。とても残念ですが、稲刈り体験は十分に出来ました。
初めに、稲穂の刈り方のレクチャーを受けました。
田んぼの水は引いているので、靴のまま入り、軍手を付けているとすべるので、素手で稲穂を左手の親指を下にして、土から20㎝のところを握ります。土から10㎝のところにカマの元を当て、手前に引いて刈ります。
刈った稲穂をすずらんテープで縛り、2つに割って物干し竿に掛けます。
このまま一週間天日干しです。
ここからは宿題です。
まんべんなく日光が当たるように、時々稲穂の位置を入れ替えます。その後脱穀(割っていない割り箸の間に穂を挟み、引っ張ると実が取れる)、もみすり(一升瓶にもみを入れて棒でつく。又は、すり鉢にもみを入れて、軟式野球ボールを押し当てながら回転させる)。
バケツ稲も刈り、刈り終わったバケツの土を田んぼに戻します。そして来年の田植えの為に土をならします。
斎藤さんによる説明と質問タイム。
「3本位で植えたのが、分けつしてこんなに増えています。」
「バケツ稲(写真左)の方が根が長いです。田んぼの根は短かった。初めに入れ替えた土が稲と合わなかったのかもしれない。黒くなった稲穂が少しあったが、それはカビです。食べられません。」
Q.農家はどのようにスズメに食べられないようにしているのか?
→農家は田んぼが多いので、スズメが集中しない。鶴沢小の周辺には田んぼがないので、この辺りのスズメがつるの子水田に集中してしまう。ネットを強化し、すき間をなくす必要がある。スズメも学習するので、スズメと人間の知恵くらべである。
Q.カビはどうして付くのか?
→風に乗ってやってくる。9月の長雨でカビが繁殖したと思われる。
Q.なぜ干すのか?
→刈った時のもみの水分は24%。食べる時は14〜15%にする。干さないとカビてしまう。乾燥させすぎると、米が割れてボソボソになる。
など、子どもたちから多くの質問が出ました。
斎藤さんからの宿題をこなして、精米、炊飯して食べるのが楽しみですね。
第5回レポート 9月15日(火)
夏の間は成長が緩やかで心配しましたが、立派な稲穂となりました。 稲刈りの日が楽しみです。
第4回レポート 7月31日(金)
夏休みに入り2週間経ちました。
先生方が水田の水張りをしてくださっています。
稲の丈は約60〜70㎝。今年は成長がゆっくりのようですが、秋に向けて大きく育ちますように…。
第3回レポート 5月28日(木)
3.4校時に、お米マイスターの斎藤さんのご指導のもと、5学年で田植えを行いました
苗の持ち方、植え方、植える場所など、丁寧に説明して下さり、子どもたちも真剣に話を聞いていました。
「水田という名前なだけに、田んぼには水がとても大切です。」とおっしゃっていました。
自分の植えた苗を収穫するため、覚えておくために出席番号順に植えました。
バケツ稲も、一苗ずつ植えていきました。
一つの苗から10〜15本に分けつするそうです。
子供達はぬかるむ水田の中で、丁寧に植えていました。
先生方も一緒に植えました。
「今日からスタートです!秋には美味しいお米が食べられるように、皆さんで頑張って育てましょう!」
斎藤さんのお話を聞いて、田植えを終えました。
その後、「お家で育てるにはどうやったらよいですか?」「水田からはどのくらいのお米が取れるんですか?」と、個々に質問する子供達の姿も見られました。 秋の収穫が楽しみですね。
最後に斎藤さんがパープル菌という微生物が入った肥料と、石灰石を砕いた肥料を蒔いてくださいました。
第2回レポート 5月27日(水)
5校時に5学年で代掻き(しろかき:田に水を入れて土をかきならす作業)を行いました。
汚れてもよい靴に履き替え、または裸足で水を張った田んぼの土をほぐしながら踏み固めます。同時進行でバケツの田んぼも作ります。
4人一組で横一列に手をつなぎ、キャーッと歓声を上げながら、恐る恐る水田に入ります。
意外と深くて足の付け根まで埋まってしまいます。泥にはまって前に進めなかったり、泥から抜け出せない子が続出!
でも普段味わったことのない感触がやみつきになり、何度も水田の中へ入っていきました。だんだん慣れて、体中泥んこになってもへっちゃらです。小林先生が鍬(くわ)でならして仕上げです。
バケツ班はバケツの土に水を加えて手で混ぜます。肘まで使ってよくかき混ぜると、立派なバケツ水田が出来上がりました。
これで明日の田植えの準備万端です。楽しみですね。
第1回レポート 5月9日(土)
水田の土中にある防水シートが水漏れしていることが発覚!
今月の田植えの授業に備えて、急遽防水シートの張替え作業を行いました。
まず、水田の土を掘り起こします。これが想像より深く、掘っても掘ってもなかなか防水シートが見えてきません。
ようやく防水シートが見えてきました。古いシートを取り除き、新しいシートを敷きつめます。
そしてまた土を戻す作業。
皆さん汗だくです。手際の良い作業は1時間ほどで終了。
後日水を張って田植えの準備完了です。
先生方やつるの子パートナーズの皆さん、どうもありがとうございました。